子どもためにグローバルな教育環境を望む一方、インターナショナルスクールの高額な学費や求められる英語力は高いハードルです。
さまざまな課題を抱える保護者の間で近年、OWIS(ワンワールドインターナショナルスクール)が注目されています。質の高い国際教育を、ほかのインターナショナルスクールより比較的リーズナブルな学費で提供しているのが最大の魅力です。
今回の記事ではOWISの探究型学習を軸とした教育プログラムや、保護者からのリアルな口コミ・評判を詳しくまとめました。本記事を読めばOWISが提供する教育の価値と、家庭の教育方針や予算に合致するかを見極められます。
まずはOWISが持つ独自の教育理念や特徴への理解を深め、子どもにとって最適な学びの場を選択する準備をはじめましょう。
OWIS(ワンワールドインターナショナルスクール)とは
OWISとはシンガポールに本校を設置し、日本では大阪にキャンパスを構え、2025年8月にはつくばにも開校予定のインターナショナルスクールです。多様性と思いやりの精神を育む理念を教育の根幹に据えて、質の高い国際教育をリーズナブルな学費で実現しています。
OWISの教育は、世界的に評価の高い国際バカロレアを基盤としており、生徒が自ら問いを立てて探究する学習スタイルです。単なる知識の習得に留まらず、批判的思考力や問題解決能力を育成するカリキュラムが組まれているのが特徴です。また、70か国以上から多様なバックグラウンドを持つ生徒や教員が、ともに学ぶ環境が整備されています。
将来的に国際社会で活躍できる人材の育成を目指す保護者は、OWISへの子どもの入学を検討してみましょう。
OWIS(ワンワールドインターナショナルスクール)の
教育プログラムの特徴
OWISの教育プログラムの主な特徴は、以下のとおりです。
- 探究型学習を軸とした国際カリキュラム
- 発達段階にあわせた一貫教育プログラム
- 多様性を尊重し個性を伸ばす学習環境
- 英語力を高めるためのサポートプログラム
あらかじめOWISの教育プログラムの特徴を押さえておき、子どもを入学させるかどうかの判断材料としましょう。
探究型学習を軸とした国際カリキュラム
OWISは生徒の知的好奇心を引き出し、主体的な学びを促進する探究型学習をカリキュラムの根幹に据えています。
OWISの探究型学習は、国際的に広く認められている教育プログラム「国際バカロレア」の理念に根差したアプローチです。生徒が自ら問いを立てて答えを発見する過程を重視し、知識を暗記するのではなく、生涯にわたって学び続ける姿勢を育みます。
テーマに基づいたプロジェクト学習では、リサーチ・ディスカッション・プレゼンテーションなどに取り組むのが特徴です。たとえば、環境問題を学ぶときに原因の調査から解決策の提案までをグループで遂行し、実践的な問題解決能力や協働性を養います。
生徒一人ひとりの興味や関心を学習の出発点に据えているため、学習意欲を自然に高める効果が期待できます。能動的に知識を追求する経験を通じて、子どもに思考力や表現力を習得させたいなら、OWISは魅力的な選択肢です。
発達段階にあわせた一貫教育プログラム
OWISでは幼児教育から高等教育まで、生徒の発達段階に応じて設計された一貫性のある教育プログラムが提供されています。
各年齢で達成すべき学習目標が定められており、それぞれのステージで得た知識が次の学びへとつながるカリキュラムが特徴です。学習の途中でつまずく可能性を少なくし、着実にステップアップしていく流れが確立されています。
たとえば、幼等部や初等部で育まれた探究心や基礎学力は、中等部でのより専門的な学習へ進むための土台となります。そして、高等部では大学進学や将来のキャリアを見据えた高度な学問へ取り組み、生徒は自らの進路を切り拓く能力を養うのです。
幼少期から青年期に至るまで、切れ目のない学習ができる環境は、子どもの可能性を最大限に引き出します。
多様性を尊重し個性を伸ばす学習環境
OWISの大きな特徴のひとつは、多様な文化を背景に持つ生徒と教員が集う国際色豊かな学習環境です。
さまざまな国籍の生徒がともに学ぶなかで、互いの文化や価値観の相違を自然に受け入れ、尊重する姿勢が育まれます。国籍の多様性に富んだ学習環境は、グローバル社会で生きるうえで不可欠な国際感覚を養います。
安心して自分らしさを発揮できるよう子どもの個性を尊重し、伸長させる教育を大切にしているのがOWISの魅力です。少人数制のクラス編成で教員は生徒一人ひとりに目を配り、それぞれの学習進度や興味に応じたきめ細やかなサポートを提供します。
授業では異なる意見や考えを認めあうディスカッションが行われ、多様な視点から物事を考察する能力を生徒は習得していきます。異なる文化に触れて多様な価値観を理解する経験は、子どもに広い視野と柔軟な思考力をもたらすでしょう。
英語力を高めるためのサポートプログラム
OWISでは「英語を母語としない」「英語力に不安がある」といった生徒のために、手厚いサポートプログラムを用意しています。
サポートプログラムは、生徒が通常授業の内容を十分に理解し、円滑に参加できる英語力を集中的に養成するのが目的です。英語力に応じてクラスが分けられ、専門の教師によるきめ細やかな指導が受けられる仕組みです。
リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングを強化するカリキュラムが、サポートプログラムでは組まれています。自分のレベルにあったクラスで基礎から学習し、自信をつけながら徐々にメインストリームのクラスへ合流していく流れとなります。
インターナショナルスクールへの入学を検討するときに、英語力が障壁となるケースは決して少なくありません。OWISが提供するサポート体制は、英語力に不安を持つ子どもや保護者にとって、非常に心強い味方です。
OWIS(ワンワールドインターナショナルスクール)の
教員・サポート体制
OWISは国際経験が豊富で質の高い教員と、生徒一人ひとりに寄り添う手厚いサポート体制を強みとしています。
厳しい基準で採用された多国籍の教員が、それぞれの専門性を活かして生徒の学びを導きます。教員は教育学の学位や教員免許を有しており、国際バカロレアの指導経験が豊富な人材がそろっているのも魅力です。
教員はイギリス・アメリカ・オーストラリアといった英語圏の出身者が多く、多様な文化的背景を有しています。また、教員は継続的な研修を通じてつねに指導力の向上に努めており、質の高い教育を提供する体制が十分に整備されているのです。
生徒へのサポート体制としては、とくに英語を母語としない生徒へのサポートの手厚さが特徴となります。EALと呼ばれる専門チームが英語力に応じたきめ細やかな指導を行い、生徒が円滑に授業へ参加できるようサポートします。
OWIS(ワンワールドインターナショナルスクール)の
進学実績・卒業生の進路
OWISの卒業生は、世界各国のトップ大学への進学をはじめとして、多様でグローバルな進路を実現しています。国際的に評価の高いカリキュラムと手厚い進路指導によって、生徒は自身の目標にあわせたキャリアパスを切り拓いています。
OWISの卒業生が実際に進学した名門大学の一例は、以下のとおりです。
国・地域 | 大学名 |
アメリカ | イェール大学・コーネル大学 |
イギリス | ケンブリッジ大学・インペリアル・カレッジ・ロンドン |
シンガポール | シンガポール国立大学(NUS) |
もちろん国内も進路の選択肢のひとつであり、早稲田大学や国際基督教大学といった有名大学で学ぶ卒業生も存在します。また、大学進学だけでなく専門分野での就職や起業など、卒業後のキャリアも多岐にわたります。
OWIS(ワンワールドインターナショナルスクール)
の学習環境
OWIS大阪・OWISつくばで子どもが実際に学ぶ学習環境・施設・設備について、それぞれ写真入りで紹介します。
OWIS大阪の施設・設備
OWIS大阪校は大阪市北区のアクセスしやすい好立地で、生徒が学習に集中できる近代的で充実した学習環境を提供しています。校舎は生徒の知的好奇心を引き出して、安全で快適な学校生活が送れるよう、細部にわたり緻密に設計されています。
すべての教室にはスマートボードが導入されており、テクノロジーを駆使した双方向の授業が展開されるのが特徴です。また、アート・音楽・理科などの特別教室も完備されており、生徒はそれぞれの分野で深く探究活動に取り組める環境です。
さらに、「蔵書が豊富な図書館」「多目的ホールとして利用可能な体育館」「屋外のプレイグラウンド」などが整っています。
OWISつくばの施設・設備
OWISつくば校は緑豊かな自然に囲まれた広大な敷地を誇り、生徒がのびのびと学習できる環境が最大の魅力です。つくばの学術研究都市という立地を有効活用し、子どもたちの探究心を育成するために最適化されたモダンな施設が整っています。
自然光がふんだんに差し込むように設計された明るく広々とした教室は、生徒がリラックスして学習に臨める空間です。図書館・体育館・アートスタジオといった屋内施設も充実しており、天候に左右されず多様な活動に取り組める体制です。
広大な屋外スペースには、「サッカーができるグラウンド」「バスケットボールコート」「テニスコート」が完備されています。
OWIS(ワンワールドインターナショナルスクール)
の入学方法
OWIS(ワンワールドインターナショナルスクール)の入学方法の流れについて、以下の表にまとめました。
手続き段階 | 内容 |
1.問い合わせ | 公式サイトからの連絡・オープンデイやキャンパスツアーへの参加を推奨 |
2.出願 | オンライン入学ポータルで願書を作成・出願料を支払い |
3.書類提出 | 成績証明書(2〜3年分)・出生証明書・パスポートのコピーなどをアップロード |
4.アセスメント | 英語・算数のテストや面談など。学力・個性・学習意欲を評価 |
5.合否通知と手続き | 合格者に通知。入学金などの納付後に学籍が付与される |
入学を検討しているなら、まず公式サイトで最新の募集要項や必要書類を確認し、わからない点は問い合わせましょう。
OWIS(ワンワールドインターナショナルスクール)の学費
OWISは質の高い国際教育を提供しながらも、日本のほかのインターナショナルスクールと比較して学費がリーズナブルです。リーズナブルな学費には、より多くの家庭にグローバルな教育機会を提供したいという学校の理念が反映されています。
OWIS大阪の学費についてまとめた表は、以下のとおりです。
項目 | 幼等部(3歳~5歳) | 初等部(5歳~11歳) | 中等部(11歳~14歳) |
授業料(年間) | 137万円 | 158万円 | 179万円 |
施設費(年間) | 9万8,000円 | 9万8,000円 | 9万8,000円 |
教材・活動費(年間) | 5万円 | 7万円 | 7万円 |
初回費用 | 8万円(申請3万円+登録5万円) | 同左 | 同左 |
OWISつくばの学費を、以下の表にまとめました。
項目 | 幼等部(3歳~6歳) | 初等部(6歳~11歳) |
授業料(年間) | 123万円 | 147万円 |
教材費・遠足費(年間) | 4万円 | 6万円 |
初回費用 | 8万円(申請3万円+登録5万円) ※2025年・2026年は登録料免除あり | 同左 |
つくば校では、初等部の授業料が年間147万円に設定されており、開校記念の割引なども用意されています。
ただし、基本的な費用にくわえて、制服代・スクールバス代・一部の課外活動費などが別途必要になる点には注意が必要です。年度によって改定される可能性があるため、正確な学費は公式サイトを確認し、必要に応じて学校へ問い合わせましょう。
世界的なOWIS(ワンワールドインターナショナルスクール)
の口コミ・レビュー
OWISは、「教師陣の質の高さ」「子どもの主体的な学び」「多様性豊かな学習環境」が多くの口コミで高く評価されています

(幼児部・小学校部の保護者)
ここの先生たちはいつも笑顔で親切で、とても素晴らしいです。私たち家族の価値観に合った教育がされているのが嬉しいです。子どもたちも先生のメンタースタイルをとても楽しんでいます。PYPカリキュラムを始めていて、私自身が子どもの頃に学びたかったようなことを学んでいます。子どもはガーデニングの授業や、学校のペット、自然に関する活動が大好きです。学びがとても実践的で、手を動かす内容になっている点が気に入っています。

OWISの歴史と大きなブランドとしての存在感が、私たちの選ぶ決め手になりました。息子は理科の学びを特に楽しんでおり、今日は経済に関する発表をしてくれました。10歳なのに、私よりも経済に詳しくて驚きました!

(在日米国商工会議所(ACCJ)エグゼクティブディレクター)
最高です!フードバンク関西へのご支援、そしてその活動を広めてくださって本当にありがとうございます。

毎朝、先生方が笑顔と優しさで迎えてくれることが印象的でした。さらに驚いたのは、多くの先生が初日から息子たちの名前を覚えてくれていたことです。担任のMariko先生とMichelle先生は、一貫して励ましと認める姿勢を持って接してくださっていて、それが私たち親子の安心につながっています。このような環境の中で、子どもたちはきっとこれからも大きく成長してくれると確信しています。
世界中のレビューサイトや個人のブログには、OWISでの学校生活を子どもたちが心から楽しんでいる様子がつづられています。学校選びでは口コミを参考にしつつも、OWISのオープンキャンパスに参加し、自分の目で教育環境を確かめてみましょう。
ほかのインターナショナルスクールとの比較
OWISは日本のほかのインターナショナルスクールと比較して、学費・多様性・教育カリキュラムの3つに特徴があります。
比較項目 | OWISの特徴 | ほかのインターナショナルスクールの傾向 |
---|---|---|
学費 | 年間150万円~180万円程度 | 年間250万円~350万円以上の場合も多い |
採用カリキュラム | 国際バカロレアを採用。特定国の制度に依存しない | イギリス式・アメリカ式など特定の国の教育制度に準拠するケースも多い |
総合的に判断して家庭の教育方針や予算にあった学校を選ぶために、複数のインターナショナルスクールを比較検討しましょう。
OWIS(ワンワールドインターナショナルスクール)
に関するよくある質問
OWIS大阪・OWISつくばに関するよくある質問は、以下のとおりです。
- OWISは一条校?
- OWISに日本人の子どもは入学できる?
- OWISは東京に開校予定はない?
あらかじめインターナショナルスクールやOWISへの疑問を解消し、子どもを入学させるかどうかを検討しましょう。
OWISは一条校?
OWIS大阪・OWISつくばどちらも、日本の学校教育法第一条で定められた「一条校」には該当しません。
インターナショナルスクールの多くは、法律上「各種学校」として位置づけられており、OWISも同様の扱いです。したがって、OWISを卒業しても、日本の高等学校卒業資格が自動的に得られるわけではない点に注意しましょう。
ただし、OWISでは国際的に認められた大学入学資格である国際バカロレアのプログラムを提供しています。そのため、国際バカロレアの資格取得によって日本を含む世界中の大学へ出願できるのが大きな強みです。
日本での進学を具体的に考えている場合は、希望する大学の受験資格を事前に確認しておく必要があります。
OWISに日本人の子どもは入学できる?
OWISの入学資格に国籍制限は一切ありませんので、日本の子どもも含め多様な背景を持つ生徒を積極的に受け入れています。
実際に、OWIS大阪校には多くの日本人生徒が在籍しており、さまざまな国の生徒とともに学んでいます。OWISでは特定の国籍の生徒が極端に多くならないよう配慮していますが、日本国籍を理由に入学を拒否される心配はありません。
OWISは東京に開校予定はない?
2025年7月現在、OWISが東京に新しいキャンパスを開校するという公式な計画は発表されていません。OWISの日本における拠点は、大阪市北区のOWIS大阪校と2025年8月に開校予定のOWISつくば校の2校体制です。
学費のリーズナブルなOWISへの入学を検討しよう
OWISはシンガポールに本校を構え、日本では大阪とつくばにキャンパスを持つインターナショナルスクールです。多様性と思いやりの精神を育む理念を根幹に、質の高い国際教育を比較的リーズナブルな学費で提供しています。
世界的に評価の高い国際バカロレアを教育の基盤とし、生徒が自ら問いを立てて探究する学習を重視します。70か国以上から多様な背景を持つ生徒や教員が集い、国際感覚が自然に育まれる学習環境が整っているのが特徴です。
国際社会でグローバルに活躍できる人材の育成を目指す保護者は、OWISへの子どもの入学を検討してみましょう。まずはオープンキャンパスに参加し、自分の目でその優れた教育環境を確かめてみるのがおすすめです。