来春、宮城県富谷市に東北で初の“不登校特例校”「富谷中学校 西成田教室」が開設!9月より生徒募集開始☆(2021.9.6更新)

来年(令和4年)4月に、宮城県富谷市に、東北初の“不登校特例校”になる「富谷市立富谷中学校西成田教室」が開設されることになりました‼︎

近年、全国的にいわゆる「不登校」の生徒の数は増加の一途を辿っていて、富谷市も例外ではなく、相談件数も増える傾向にあったそうです。そのため市は、20年度から文科省などと協議を進めていて、今年の7月30日に、生徒250人在籍の富谷市富谷中学校が、“不登校特例校”として、文科省の指定を受けることに決まりました。

富谷中学校との連携を可能にする「分教室方式」が今回採用されたことで、設置に必要な期間が短く済んだようですね。

文部科学省から指定を受け、令和4年4月に不登校特例校「富谷市立富谷中学校西成田教室」を開設いたします。(出典:富谷市HP

市は20年度から文科省などと協議を進め、本校との連携が可能で設置に要する期間が短く済むことから、分教室方式を採用。東北初のケースとして、7月30日付で同省の指定を受けた。(出典:kahoku.news

富谷市富谷中(生徒250人)が、不登校の生徒の実態に配慮した特別な教育を実施できる不登校特例校として、文部科学省の指定を受けたことが23日、同省などへの取材で分かった。県内初の事例で、2022年4月の開設を目指す。市は市内にある旧小学校校舎を分教室として活用する方向で調整を進めており、関連する議案を市議会9月定例会に提出する見通し。(出典:kahoku.news

「不登校特例校」とは?

「不登校特例校」とは、文科省の学習指導要領にとらわれずに、不登校の生徒にあった特別な教育課程を編成できる学校のこと。文部科学省が指定を受けると「不登校特例校」となります。令和2年4月時点で、全国に小中高合わせて17校(公立8校、私立9校)となっていましたが、今回新たに富谷市富谷中学校が不登校特例校と指定されたことで、「不登校特例校」は、全国で18校(高尾山学園、洛風中学校、ASU、星槎中学校、城西高等学校、東京シューレ葛飾中学校、洛友中学校、NHK学園、星槎名古屋中学校、星槎もみじ中学校、西濃学園中学校、はしうち教室、東京シューレ江戸川小学校、福生第一中学校7組、草潤中学校、星槎高等学校、御園中学校みらい教室)になりました。

開設の目的は?

富谷市では、毎年市内の中学生の4%にあたる約80人くらいの生徒が、いわゆる「不登校」となっていて、その生徒たちの支援をより充実させ、社会的な自立に結び付けていくことを目的として、今回開設されています。

  • 「不登校生徒のためのさらなる支援」
  • 「社会的な自立に結び付けていく」

ことを目的として開設されるそう。

この度の、西成田教室の開設は、不登校生徒のためのさらなる支援を行い社会的な自立に結び付けていくことを目的とするものです。(出典:富谷市HP

富谷市内では例年、中学生の4%に当たる80人程度が不登校の状態になっている。(出典:kahoku.news

“子どもたちに自由度の高い学びの場や居場所を提供”

近年、不登校となる生徒が減らず、同センターに寄せられる相談が増える傾向にあった。市は子どもたちに自由度の高い学びの場や居場所を提供し、自立に向けた支援を充実させるため、特例校制度の活用に向けた検討を進めてきた。(出典:kahoku.news

若生裕俊市長「前に進むきっかけをつくりたい」

若生裕俊市長は市内で不登校となる生徒が例年、約80人いる現状に触れ「不登校になった当事者も家族もつらい思いをしている。新たな環境で生徒が立ち直り、前に進むきっかけをつくりたい」などと述べた。(出典:kahoku.news

教育の特徴は?

富谷中学校西成田教室の教育の特徴をまとめると以下が特徴のポイントになりそうです。

  • 教科ごとに教員を配置
  • 特別の教育課程の編成
  • 「総合的な学習の時間」が多く設定→自分の興味・関心に合わせた学習が可能
  • 意図的・計画的な教科指導
  • 小人数(6人程度)や一人ひとりに合わせた学び
  • 自然豊かな環境を活かした体験学習などの実施
(出典:西成田教室案内)
(出典:西成田教室案内)

教科ごとの教員を配置し、特別の教育課程を編成して、意図的・計画的な教科指導を小人数や個別の形態で実施するもので東北初の取り組みとなります。(出典:富谷市HP

年間の授業数は一般の公立校と同水準の1015時間とする。約1割を体験学習を含む総合的な学習の時間とし、情報通信技術(ICT)の活用も見込む。具体の教育課程や配置する教員の数は今後、検討する。(出典:kahoku.news

教科ごとの教員免許を持つ教師が配置されて少人数の授業を行うほか、自然豊かな環境を活かした体験学習なども実施する予定です。(出典:khb-tv.co.jp

どんな先生がいるの?

常駐の教員は5人で、教科によっては富谷中学校の教員が指導にあたるとのこと。

Q12 西成田校にはどんな先生がいるのですか。
A12 教科ごとの教員免許を持つ教員が配置され,各教科,領域の授業を通常の学校と同様に受けられま す。常に西成田教室の職員室にいる教員は5人程度です。西成田教室にいない教科の教員は,本校の富谷中学校の教員が指導します。(出典:西成田教室募集要項

富谷中学校西成田教室の1日の例

午前中3時間、午後3時間の6時間授業で、朝の会は9時からで学校終了は午後4時15分ごろ、というのが1日の流れとして、想定されているようです。確かに「総合的な学習の時間」の時間が多くとられていますね。あくまで一例なので、今後変更のする場合があるとのこと。

(出典:西成田教室案内)
(出典:西成田教室案内)

Q11 毎日の時間割はどのようになりますか。
A11 午前中3時間,午後3時間の6時間授業です。朝の会を午前9時,帰りの会が終わるのは午後4時 15分頃と想定していますが,今後通学方法などと整合性をとることから今後変更する場合があります。(出典:西成田教室募集要項

場所はどんなところ?

出典:Wikipedia
出典:Wikipedia

富谷中学校西成田教室は、現在「西成田コミュニティセンター」がある、閉校となった旧西成田小学校の校舎の中に開設されるそうです。里山の自然豊かな環境なって、校舎もとっても雰囲気良いですね。

西成田教室は、昭和49年富谷小学校の統合で閉校となった西成田小学校の校舎を活用している「西成田コミュニティセンター」内に設置します。里山の自然豊かな環境であり、様々な自然体験や地域の方々との交流も行える環境が整っています。(出典:富谷市HP

毎日の登校が難しい場合は?

登校に関しては、一人ひとりの状況に合わせてくれるそうです。登校できない日には、ICT活用した学習支援も可能とのことで、安心ですね。

Q6:毎日登校するのが厳しい場合は午前中だけや 週3日の登校でも大丈夫ですか?
A6:保護者・生徒と相談をしながら,一人ひとりの状況に合わせますので安心してください。 登校できない日には,ICTを活用した学習支援ができます。(出典:西成田教室案内

卒業後の進学はどうなるの?

富谷中学校西成田教室を卒業すると、通常の中学校の卒業認定が取得できるので、高校などへの進学も可能とのこと。

Q8:卒業後は進学できるのですか?
A8:通常の中学校の卒業認定が取得できますので可能です。卒業後の進路について教員が丁寧に相談助言を行います。(出典:西成田教室案内

対象の生徒は?生徒募集はいつから?

  • 対象:富谷市内の中学校に在籍している生徒(来年度中学入学予定の現小6含む)で原則年間30日以上欠席している場合(年間30日未満の場合は、要相談)。
  • 募集時期:令和3年9月より開始
  • 募集定員:20名程度

生徒募集をすでに開始しているようですね‼︎

詳しくは、在籍の小中学校か、富谷市教育委員会学校教育課まで要問い合わせとのこと。
気になる方は一度問い合わせみてはいかがでしょうか。

(出典:西成田教室案内)
(出典:西成田教室案内)

市内全ての中学校に在籍する生徒(来年度市立中学校に入学する予定の児童を含む)を対象とし、令和3年9月から生徒募集を開始しています。詳しくは在籍する小中学校又は富谷市教育委員会学校教育課までお問い合わせください。(出典:富谷市HP

対象生徒
富谷市内に在住し、市立中学校に在籍する生徒(次年度入学予定の児童を含む)で原則年間30日以上欠席している場合。(年間30日未満の不登校傾向の生徒でも入室適当と判断する場合があります。ご相談ください。)

生徒募集
令和3年9月より開始。募集定員は20名程度を予定。 (出典:富谷市HP

Q1:入室するための選考はあるのですか?
A1:不登校の状況や本人の意欲など入室が適当か 「西成田就学委員会」で判断し通知を行います。

Q2:定員はどのくらいですか?
A2:各学年6名程度,全体で20名の定員です。(出典:西成田教室案内

(出典:西成田教室案内)
(出典:西成田教室案内)

最新で正確は情報は、富谷市ホームページにてご確認・お問い合わせください。

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