「高等学校等就学支援金制度」とは、各家庭の教育費負担の軽減と、教育の機会均等を目的とした、2014年4月からスタートした国による授業料支援の仕組み、ご存知でしたか?
令和2年4月からは、就学支援金が大幅に拡充され、私立高校の授業料がほぼ実質無償になることから、「高校無償化」とも呼ばれています。(国公立高校も、これまでと同じく、年収910万円未満の世帯に対して就学支援金が支給)令和2年の7月の時点で、全国の約8割の生徒が利用しているという状況だそうです。
この制度のことを知っておくと、今後の教育費に関しても少し気持ちが楽になる方も多いのではないでしょうか。
受給対象は?
高等学校、特別支援学校(高等部)、高等専門学校、専修学校などが対象で、日本国内に住所があり、かつ「判定基準」(町村民税の課税標準額×6% - 市町村民税の調整控除の額)を満たしていれば良いそうです。
基本的に、世帯年収が「910万円未満」であれば利用可能とのことですが、学校の種類によっても支援額は少し変わってくるようです。
判定基準(裏面参照)を満たした、日本国内に住所を有する方が対象です。 ※ 学校種:高等学校、特別支援学校(高等部)、高等専門学校(1~3年生)、専修学校(高等課程)など(出典:就学支援金リーフレット)
申し込み方法
利用のためには申請が必要(オンライン可)で、入学時に学校から案内があるそうなので、確認しておくとよいでしょう。
(新入生の皆さん) 入学時の4月など手続きが必要な時期に学校から案内があります。必ず確認してください。
(在校生の皆さん) 収入状況の届出を行う7月頃に学校から案内があります。 既にマイナンバーにより手続きをして、受給されている方は、マイナンバーカードの写し等の 再提出は不要です(保護者に変更のある場合を除く)。(出典:就学支援金リーフレット)