市内2451人の「不登校」の子のための、オンライン学習支援「Growth グロース」をさいたま市が新年度よりスタート!

さいたま市教育委員会は、オンライン学習支援を主に行うことを目的とした、不登校等児童生徒支援センター「Growth(グロース)」を新年度よりスタートすることになりました。初年度の予算として、通信費、光熱費など414万円が計上されているとのこと。

オンライン学習支援「グロース」開設の場所は?

場所は、さいたま市見沼区内の公共施設内の空き会議室。どこかが具体的に明かされていませんが、オンラインなので、いい意味で場所は関係ないですもんね。

オンライン学習支援「グロース」開設の背景は?

その設置の背景には、長期間学校を欠席する「不登校」の児童生徒の増加があるようです。

さいたま市教委総合教育相談室によると、市内の小中高で、2020年度は2451人のの児童生徒が、「不登校」や病気などで長期欠席していることがわかっています。

さいたま市教育委員会は、市内の6カ所の教育相談室で、対面の学習や課外活動の機会を提供したり、相談などの対応にもあたってきてはいるものの、実際には、保護者や本人からの申し出もなく、学校との定期的な連絡以外に「つながり」がない家庭もあるようで、そんな家庭へのアプローチ方法が課題となっていたようです。

オンライン学習支援「グロース」開設の目的は?

不登校の子や家庭へのアプローチが課題になっていた背景もあり、そんな対面が難しい子どもたちと「オンライン」で繋がってみようとの試みが今回の開設の目的だそう。

すでに、1人一台配布したタブレット端末を活用していく予定で、初年度は、教員免許を持つ職員やITに詳しい職員を数人配置していくそうです。

どんなオンラインが提供されるの?

オンラインでの個別学習や、ホームルームの機会の提供を想定しているそうです。どのくらいの児童生徒が集まって、どんな感じで学びが提供され、つながりが生まれていくか、楽しみですね!

学びの選択肢は、子どもの数だけあるといいと思います。1人1台タブレットが配られたわけなので、それを学びの機会として活用しないわけがないですよね。

「ハイブリッド授業」などICT活用事例の多い、さいたま市。

さいたま市は、新型コロナの感染拡大時も、オンラインと対面をどちらも選べる「ハイブリッド授業」にも取り組んできたICT活用の先進的な自治体でした。

今後も、ICT活用で、1人でも多くの子どもたちの学びの保障、つながりの機会創出のサポートに力をいれるさいたま市の取り組みを見守り応援していきたいですね。

☆参考はこちらの記事になります☆

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