県内では公立初の「不登校特例校」が、神奈川県大和市に、来年2022年開校予定という嬉しいニュースが入ってきました。
神奈川県の中学校、「不登校特例校」ができるのが、横浜市にある私立星槎中学校以来2校目になります。公立校としては、県内初になります。
不登校特例校とは?
大和市の「不登校」の状況は?
神奈川県大和市では、年間30日以上欠席の「不登校」と呼ばれる中学生がいます。2019年度は、過去最多の238人。大和市としての、「不登校児童」と呼ばれる生徒への対応としては、主に「まほろば教室」と呼ばれる「教育支援教室」の設置などをしてきてはいるものの、ここは「学校への復帰」を視野に入れた支援ということなので、今回開校予定の「不登校特例校」は学校復帰を目標としないという点が大きく違ってきます。
大和市では年間30日以上欠席した中学生が2010年度は183人だったが、19年度は過去最多の238人で増加傾向という。これまで不登校生に対して、不登校生徒支援員の全中学への配置や教育支援教室の設置などで対応してきた。(出典:朝日新聞デジタル)
開校場所はどこ?
引地台中学校の「分校」として、市立柳橋小学校内の教育研究所理科センターに開校される予定です。そこに、6教室が設けられるようです。
特例校は復帰を目標とせず、引地台中に転籍して分教室で授業を受ける形をとる。
開設場所は市立柳橋小内の教育研究所理科センターで、6教室を設ける。 (出典:朝日新聞デジタル)
生徒数は?
生徒数は、1学年10人程度で全体で30人を予定しているとのこと。
生徒数は30人で、1学年10人程度。(出典:NTT DOCOMO)
どんな学習スタイルになるの?
生徒の自立を目指すための学習計画が一人一人に合わせて作成され、自宅でオンライン学習やカウンセリングなども受けれる体制が整えられています。
一人ひとりの状況に合わせた学習計画を作り、自立を目指す。登校できない日でも自宅でオンライン学習やカウンセリングを受けられる。 (出典:NTT DOCOMO)