新型コロナウイルスの第5波は収まる気配もなく全国に感染が広がる一途の中、8月17日には「緊急事態宣言」対象地域に7府県の追加、延長(9月12日まで)も発表されましたね。
沖縄県でも、17日に新たに1日684人の感染が確認(火曜日としては最多)されるなど緊張が高まっています。
そんな中、同日夕方に玉城デニー沖縄県知事は記者会見を開き、県立学校において(最終学年を除いて)「分散登校」の実施を決定し、小中学校にも県立学校における決定を参考に判断をするよう各自治体に求めました。
県立学校は夏休み後、最終学年を除き、おおむね5割減を目指した分散登校を8月末まで実施する方針を明らかにした。小中学校にも、県立学校を参考にした判断を求める。(出典:okinawatimes.co.jp)
17日以前にも、教育委員会の判断ですでに「夏休み延長」を決定していた自治体もありますが、県知事の発表を受けてか、県の他の各自治体も続々と「夏休み延長」を決定、発表し始めています。
以下、これまでに「夏休み延長」や「臨時休校」を発表をした沖縄県の市町村になります。
嘉手納町
15日→30日まで夏休み延長。
沖縄市
17日→23日まで夏休み延長。
うるま市
学校により8月下旬→ 31日まで夏休み延長。
うるま市は、市内の病院で大規模なクラスターが先月より発生しており、すでに60人以上の死亡が報告されているそうです。また、学校でもクラスターが発生するなど、うるま市の感染状況はかなり深刻になっているので、今後さらに延長の可能性もあるのではないでしょうか。オンライン授業も対応可能になると良いですよね。
先月、うるま市の病院で大規模なクラスターが発生し60人以上の死亡が報告されていることがわかりました。(出典:otv.co.jp)
夏休みが始まった7月31日に1人目の感染を確認し、学級の児童全員に学校PCR検査を実施し、計6人の感染が判明した。(出典:ryukyushimpo.jp)
宜野座村
16日→23日まで夏休み延長。
中城村
16日→22日まで夏休み延長。
伊平屋村
25日→29日まで夏休み延長。
南大東村
17日→22日まで夏休み延長。
恩納村
22日→28日まで夏休み延長。
伊平屋村
25日→29日まで夏休み延長。
西原町
22日→24日まで夏休み延長。
名護市
夏休み終了後、24日〜31日を臨時休校(この期間中はオンライン活用を想定)
読谷村
26日→31日まで夏休み延長。
8月17日に一気に「夏休み延長」が発表され、悲しんだ人もいれば、ほっと安心した人もいるでしょう。
ただ、1番大切なのは、子どもたちの健康の安全と、心の安心。それと、忘れてはならない、子どもの「教育を受ける権利」。この「教育を受ける権利」を守るためにも、オンライン授業の実施などのサポートを是非この機会にしていただきたいと願います。
また、家に居場所のない子どもたちもいると思うので、そういう子どもたちの居場所や拠り所を確保することも、大切になってくると思います。
また17日以降も次々と臨時休校や夏休み延長の発表があるかもしれません。その際のオンライン対応や、子どもの居場所のサポートの状況なども含めて、気にしてみていきたいと思います。