2学期から学校どうなるの?児童施設の大規模クラスターも…。福島県いわき市は2学期から「午前のみ」に急遽切り替え発表。オンライン化はある!?

デルタ株による新型コロナ感染拡大が急速に全国的に広がる今、「2学期から学校普通に始まって大丈夫?」「オンライン授業にして」「2学期再開延期して」などの不安な声がSNS上で溢れ出しています。

そんな中いち早く、2学期開始の学校をどうするか対応を検討し発表したのが、福島県いわき市

いわき市では、2学期開始の8月25日〜8月31日までの期間、午前中授業のみとして給食なしで下校するという決定を、すでに学校を通して保護者に通達しているようです。

市教委からの2学期開始から8月末までの学校生活についてのお知らせがあります。

保護者の皆様へ

いわき市教育委員会

国及び福島県からの本市への「まん延防止等重点措置」の適用を受け、児童生徒の健康・安全を第一に考え、新型コロナウイルスによる大規模な感染リスクに備えるため、市教育委員会としても本市のおけるまん延防止等重点措置期間のうち、第2学期開始の8月25日(水)から8月31日(火)までの期間、3校時までの午前中授業とし、給食なしの下校といたします。
なお、学習の内容や家での過ごし方などの詳しい内容につきましては、後日、学校を通してお知らせいたします。(出典:iwaki.fcs.ed.jp

児童施設での大規模クラスターも影響か。

いわき市では、児童施設で大規模クラスターの発生事例があり、8月6日の発表時点ですでにこの施設からの感染は63人にのぼっているとのこと。別の児童施設でも新たなクラスターが確認されるなど、子どもが集まる場所でのクラスター事例が相次いでいます。

2学期の学校対応の発表はこのタイミングであったことから、いわき市としても、この状況を深刻に受け止めたということなのでしょうか。

この状況で2学期から普通に学校が再開されることを想定すると、今度は学校クラスターが相次いで発生するのではないか?と懸念するのは当然な流れになりますよね…。

いわき市で発生した児童施設の大規模クラスターでは、新たに13人の感染が確認され、感染者は63人にのぼった。
また、6日は、いわき市内の別の児童施設で、新たなクラスターが確認され、あわせて5人が感染したことが分かった。(出典:news.yahoo.co.jp) 

 

2学期はどうなるの?オンライン授業は?すべての子どもに学ぶ権利の保障を!

ただ、「登校するなら結局おなじ」「授業が遅れて心配」などという疑問視や賛否両論の声もSNSであがっています。

他の自治体が2学期の対応をどうするか未だ発表していない現状のなか、いわき市が率先して2学期の学校対策を検討し、対応策を発表してくれたことは素晴らしいと思いますが、今後オンライン授業の選択も可能にするなどのより現実的で具体的な施策を、いわき市含め、全国の教育委員会、自治体、本来ならば文科省からいち早く出してほしいなと願うばかりです。

また、その場合、家庭の状況によって、取り残される子どもがでないような十分配慮ある対応も必要になってくると思います。

2学期開始まであとわずかになり、保護者や子どもたち、学校現場の先生たちなど多くの人が、どうなるのか?大丈夫なのか?とソワソワし始めて不安が募っている状態です。

子どもたちの健康を守りながら、すべての子どもに学ぶ権利を保障する誠意ある対応を、教育委員会、自治体、文科省には、今こそ真剣に考えていただきたいなと願います。

 



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